最近話題の「腸内フローラ」を簡単解説【腸内フローラってなに?】

コラム

テレビなどでもよく取り上げられている腸内フローラ。
ざっくりはわかるけど、実際のところ、何?と言う人も多いのでは?

健康にも大きく影響する腸内フローラ、美腸には欠かせないものでもあるのです。

腸内フローラとはいったい何なのか?

腸内フローラの事を別名「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」とも言います。
叢とはくさむらを意味します。
腸の中で種類ごとに固まって生息腸内する細菌をお花畑に見立てて腸内フローラというのです。

腸内細菌ってなに?

腸内細菌は小腸や大腸の壁面に生息している細菌で大きくわけると善玉菌、悪玉菌、日和見菌と3つに分かれます。
健康的な比率としては2:1:7になります。
悪玉菌は決して良い菌ではありませんが、ゼロになってしまっては体内に取り込まれた異物に対して対抗できるものがいなくなってしまいます。
そして日和見菌は悪玉菌、善玉菌の数の多いほうに変わる性質があります。

これらの細菌は人間にとってはなくてはならないもので腸内細菌は人間の腸の中でした生きることのできない細菌です。
ですので、腸内細菌は私たちの健康を守るために共生していく関係なのです。

腸内細菌ってどんな働きをするの?

腸内細菌は人が生きていくうえで大きな働きをします。

  • 免疫細胞を活性化させる
  • セロトニンやドーパミンを合成する。
  • ホルモンを合成する
  • ビタミンを合成する
  • 消化、」吸収を助ける
  • 病原菌をやっつける

事例としては、O-157が流行った時にその地域の子どもたちの便を検査したら、症状が重くなったお子どもの腸内細菌は少なく、症状が出なかった子の腸内細菌が多かったという結果が出ているそうです。

腸内細菌は病原菌を追い出す働きをするのと免疫力も高めるので腸内細菌が多いこのほうが発症せずに済んだのでしょうね。

人間は腸内でなくては消化、吸収する事ができないので腸内で初めて分解して栄養を取り込みことができます。
ビタミンB群やビタミンK、女性ホルモンや男性ホルモンも腸内細菌が生成しているのです。
幸せを感じる物質のドーパミンやセロニトンなども脳の働きによるものだと思われていますが、実は腸内でしか生成できないのだそうです。

腸内では人間の免疫細胞の7割が作られていると言われています。

人間が生きていくうえでも腸は第2の心臓とも言えるのではないでしょうか。

自分の腸内フローラってどうすればわかるの?

腸内フローラは内視鏡を入れないと見ることはできませんね。
でも便の状態で腸内フローラの様子を判断する事ができます。

腸内フローラが良い状態の時は便が大きく大きさ的にはバナナ2本分くらいで、色は黄褐色でほぼ無臭です。
逆に腸内フローラの状態が悪いと、軟便だったり、コロコロカチカチな便だたり、色は黒ずんでいて臭いも臭いです。
もちろん、便秘の場合は腸内フローラは悪い状態です。

腸内細菌の寿命はなんと1日!

腸内細菌の寿命は実はたったの1日なのです。
健康な便は8割が水分ですが、実は腸内細菌の死骸も一緒に排泄されます。

ですので、腸内フローラを良い状態でキレイに咲かせるためには
常に食生活や生活習慣を気をつけてそれを継続する事が大切なのです。

腸内フローラの影響

腸内フローラを良い状態に保ち、バランスを整えると肥満や生活習慣病、癌、認知症、うつなど、様々な病気に効果があることがわかってきました。

美容や健康、老化防止にも効果あるので、腸内環境は常に整えておきたいものですね。

腸内フローラが良い状態とは、善玉菌が優位である事。そのためには食物繊維や乳酸菌を毎日しっかり摂る事が大切です。

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この記事を書いた人
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