脇の下やデリケートゾーンはいつの間にか皮膚が黒ずんでしまう部分です。
常に衣類と触れているため、汗をかきやすく蒸れやすいため、と理由は様々ですが、できればきれいな色白になりたいですよね。
そこで日常的にできる対策として、体の中と外から取り入れたい成分を一覧にして紹介します。
肌の黒ずみの原因はメラニン色素
日焼けと言えばメラニン色素と思いますが、実は黒ずみの原因も同じです。
メラニン色素は肌を守るために働く役割があり、衣類との摩擦やかぶれなどの繰り返す刺激から肌を守ろうと活発に分泌されるのです。
また脇の下やデリケートゾーンのように気がつくと黒ずんでいる場合、色素がターンオーバーされずに沈着していることが考えられます。
肌は通常2週間~2ヶ月位で新しい皮膚と入れ替わる、つまりターンオーバーされるのでメラニン色素の濃い皮膚は垢となってなくなります。
しかし睡眠不足やホルモンバランスの乱れによってターンオーバーの周期が長くなると、メラニン色素が残ってしまい黒ずみが目立つようになるのです。
黒ずみ対策に取り入れたい成分
肌の黒ずみの原因がメラニン色素であることがわかれば対策は色々あります。
中でも一番大切な対策は、肌のターンオーバーを正常周期に戻しつつ、新しい肌を作る成分を積極的に取り入れることです。
そのためには体の内側と外側、両方からのケアが必要になります。
美しい肌を作るにはたくさんの栄養が必要です。
特に黒ずんでしまった肌をターンオーバーするための質のいい栄養素をたくさん取り入れましょう。
1、体の内側からケア
まずは食べて肌をきれいにしてくれる栄養素を見ていきましょう。
こちらで紹介する栄養はほんの一部なので、彩りのいい献立を作りバランスよく食べることが大切です。
*ビタミンC
抗酸化力が高く肌の白さや弾力をサポートするビタミンCは肌を作るために欠かせない栄養です。
ただし毎日失われるため、食事の度に意識して食べることが大切です。
キウイ、イチゴ、ブロッコリー、カボチャなど
*ビタミンE
細胞の酸化を防ぎ、血行をよくするためビタミンCと並んで肌にいい栄養素です。
ターンオーバーを促して古い皮膚を押し出してくれる効果が期待できます。
アボカド、ナッツ類、オリーブオイルなど
*ビタミンA
肌の免疫力を高め、皮膚の力を正常に戻す働きをします。
ターンオーバーにも働きかけるため、黒ずみが気になる時には積極的に摂る必要があります。
ウナギ、チーズ、牛肉など ニンジン、カボチャなど
*タンパク質
人の細胞を作り出す栄養素として欠かせないのはタンパク質ですが、特に新しい皮膚を作る時にはたくさんのタンパク質を必要とします。
肉類のタンパク質には鉄分や亜鉛など女性に大切な成分も含むので、毎食少しずつ食べたいですね。
肉類、貝類、乳製品、大豆製品、小麦粉など
2、体の外側からケア
脇の下やデリケートゾーンなど皮膚の薄い部分でも使いやすい美容成分を、毎日のケアに上手に取り入れることで黒ずみ対策になります。
美容液やクリームなどを選ぶ時には、特に注目したい次の成分をチェックしましょう。
*トラネキサム酸
トラネキサム酸はメラニン色素を生み出すメラノサイトの働きを抑える力があり、市販品では医薬部外品にのみこうした効果が認められています。
内服薬タイプのトラネキサム酸もありますが効果が全身に分散してしまうので、気になる部分にピンポイントで効かせるためにはクリームタイプがおすすめです。
*ビタミンC誘導体
ビタミンCはメラニン色素の沈着した肌のケアに効果的です。
肌に直接つけても吸収されにくいビタミンCですが、誘導体の形にすることで肌内部で効果を発揮します。
*コウジ酸
日本に古来からある麹の成分に肌を美しく保つ働きがあると注目を集めました。
メラニン色素を作る時に必要なチロシナーゼという酵素の働きを抑えるため、黒ずみの元を作らない肌につながりますが、市販品では医薬部外品のみこうした効果が認められています。
*プラセンタ
馬や豚などの哺乳類の胎盤から抽出したプラセンタは、肌にいいだけでなく様々な栄養が詰まっています。
毎日のケアに取り入れることで肌をいたわることにつながります。
これらの美容成分配合の美容液やクリームをデリケートゾーンにつける時には、粘膜部分を避けてつけましょう。
炎症やかぶれをおこさないためにも注意が必要です。
脇の下やデリケートゾーンの黒ずみを予防するには
肌の黒ずみは一日で作られるものではありません。
特に脇の下やデリケートゾーンの黒ずみは毎日の摩擦や刺激の積み重ねで作られています。
そのためケアを初めてもすぐにきれいになることは期待しない方がいいでしょう。
体の内側と外側のケアを毎日コツコツ積み重ねることが黒ずみ対策のポイントなのです。
だからこそ黒ずみができる前に予防することが肝心です。
美しい皮膚を作る栄養を毎日しっかりと摂り、美容クリームなどでケアすることで黒ずみのないきれいな肌を維持できます。
特に肌のターンオーバーを促すために、睡眠の質にもこだわりましょう。
寝る3時間前には何も食べない、深夜0時~2時の間に深い眠りに入る、起きてすぐに朝日を浴びる、などの習慣をつけると質のいい睡眠をとることができます。
まとめ
旅行や海に行く時に脇の下やデリケートゾーンの黒ずみが気になって楽しめないなんて悲しいですよね。
今までは人目が気になって水着を着られなかったという人も、両手を上げるのが恥ずかしかったという人も、これからは毎日のケアで黒ずみをきれいにしていきましょう。
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